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【人材×最新ビジネス事例その2:株式会社juice up様】人材紹介ビジネス特化のDX支援サービスを展開。求人管理支援クラウド「CUCURU」の生み出す価値とは

事例紹介

Posted 09/02/2024

Q1 貴社事業の概要について教えてください。

弊社はハイクラス向け転職エージェントの運営を中心に、人材紹介ビジネス特化のDX支援サービス、求人管理支援クラウド「CUCURU(ククル)」の開発、採用コンサルティング事業を展開している企業です。現在は「人材ビジネス×テクノロジー」の領域に力を入れており、事業拡大を進めています。

▼公式ホームページはこちら。

https://juice-up.co.jp/dx

▼CUCURUサービスサイトはこちら

https://cucuru.me/

 

Q2 会社および「CUCURU」を立ち上げるに至った背景・経緯を教えてください。

2014年に創業したのですが、創業期からエンジニアが在籍しており社内業務の省人化、自動化を実施してきました。人材紹介事業においても同様に、生産性の高い業務プロセス構築に積極投資しています。

中途採用において企業側が採用管理システム(ATS)を利用することが当たり前になってきました。しかしながら各社が異なるATSを導入していることもあり、求人情報を確認するだけで都度異なるATSにログインしなければならず、非常に手間がかかっていました。例えば、求人内容が更新されてもATSから通知が来ないケースが多く、以下のような機会損失が発生していました。

  • 「新着求人を見逃す」
  • 「年収や勤務地といった重要情報の変更に気づかない」
  • 「推薦しようと思ったら実は求人がクローズしていた」

求人情報は基本的に増え続けるため、業務負荷も高くこのままでは組織とメンバーが疲弊するなと考えていました。その中でテクノロジーを活用し、求人情報の収集〜変更内容の検知までが自動的にできるようになれば大幅な業務効率化と求人情報の品質向上に役立つと考え、社内システムを独自に開発したことがCUCURUの前身となっています。

 

Q3 最初は社内システムだったのですね。外部に向けても価値提供ができると確信された背景にはどのようなエピソードがあったのでしょうか?

CUCURUを開発したことで、求人管理にかかる時間が90%程度削減された点は非常に大きかったです。それまでは人力でロスも多かった最新の求人情報のキャッチが非常に短時間かつ正確にできるようになりました。これによって求人情報の品質担保、スピーディな求人の展開等、機会損失や業務ロスの発生も抑制された状態を実現できています。

逆に言えば、社内ではもはやCUCURUがないと業務が回らないという状況です。

こういった業務フローの革新を踏まえ、同じような悩みを抱えている人材紹介会社は多いと考えました。そこで正式リリース前にSNSでサービス内容を少し公開したところ想像以上の反響があったため満を持してリリースした、という流れです。

 

Q4 我々もDXを推進するSaaS企業として日々感じていることですが、日本の人材業界はかなりレガシーな部分も残っていると思います。CUCURUおよび貴社の支援を受けることでどのような変化を得られるのでしょうか。

前提として、人材紹介会社のコンサルタントは日々の業務に忙殺されています。基本的にやろうと思えばいくらでも取り組める仕事が無数にあり、終わりがありません。その中で本質的な提供価値に向き合い、売上を伸ばすためには「時間の捻出」が最大の課題になってくると考えています。

また、有料職業紹介事業所数は5年前と比べて約1.7倍増加しており、毎月のように競合が増えている状態です。このような状況下で人材紹介会社としての競争力を高めるためには、テクノロジーを活用してサービス品質向上、業務効率化を図ることが必要不可欠だと考えています。ご指摘の通り業界全体としてまだまだテクノロジー活用が進んでいるとは言えない状態と弊社も捉えております。もし弊社サービスを活用していただければ、他社よりも比較的早い段階でデジタル活用を進めることができ、競合に比べて大きくリードできる、と考えています。

 

Q5 素晴らしいですね。サービスの今後の展開や、一方で経営上の課題となっている部分はありますか?

今後は、市場ニーズに合わせたプロダクトの磨き込み、DX支援メニューの拡充を進めていきます。とくに人材企業はDXに必要な人材やリソースが不足している企業様が多いので、そういったところをDXコンサルティングとシステム開発の両軸でトータルにサポートできるようになっていきたいです。

経営上の課題という点では、営業・マーケティング体制に未整備な部分が多い点でしょうか。また、各社課題が異なる中で適切なサービスを提供するためにも、より多くのプロジェクトを手掛けてノウハウを蓄積する必要があると思っております。

 

Q6 最後に、今後のビジネスの展望などを教えてください。

弊社のテクノロジー活用はまだ発展途上ですので、色々な会社と力を合わせて業界全体のテクノロジー活用を進めていきたいと考えています。Vincere様とももっと協働していきたいですね!

 

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