事例紹介

【人材×ビジネス事例その6:株式会社グローバルパワー様】ローンチから2年で300社獲得外国人採用プラットフォーム「NINJA」の急拡大の背景と今後の展望

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Ninja

Q1 貴社事業の概要について教えてください。

弊社、株式会社グローバルパワーは、2004年の創業から約20年、一貫して「外国人材サービス」を行っています。外国人材紹介・外国人材派遣事業から始まり、2022年4月からは「NINJA」という外国人材メディア事業をスタートいたしました。

メディア事業においては、外国人転職サイト「"NINJA"(Next in Japan)」を運営しており、日本在住・日本語ビジネスレベル以上の高度外国人材45,000名が登録しています。お蔭様で、ローンチから2年で300社を超えるお客様にご利用いただいております。

▼高度外国人向け求人サイト「NINJA」はこちら。

https://nextinjapan.com/company-landing



Q2 「NINJA」を立ち上げるに至った背景・経緯を教えてください。

もともと、NINJAは自社で保有する外国人向け人材紹介・派遣求人を掲載するために2014年に立ち上げました。
その頃は、弊社名「グローバルパワー」を求職者に覚えてもらうのが難しく、時には求職者が似た社名の他社へ間違えて面談に行ってしまうこともありました。そこで、敢えて「NINJA」という名前で自社サイトを作り、認知度アップを狙いました。その後、NINJAは、「外国人 就職」などのSEOにも強く、求職者の流入が年々増えていきました。

その一方で、自社保有の人材紹介・派遣サービスだけではサポートできる人数に限りがあることを痛感していました。弊社の理念は「世界で一番幸せな雇用を創る会社になる」です。NINJAをメディア化し、より多くの外国人の幸せな雇用創出に貢献したいという想いは募るばかりでした。

そんな中、突然コロナが世界を襲い、多分に漏れず弊社も大打撃を受けます。紹介・派遣求人は半分以下に減りました。職を失った方、内定取り消しになった方、毎日多くの外国人求職者からの相談が届くも、求人が無く紹介ができない日々が続きました。そして、彼らを救うためにできることを考えた結果、「外国人無料紹介キャンペーン」を行いました。ですが、結果としては悔しい内容となりました。求人は集まったものの、求人応募やスカウトのシステムがなく、最終的に採用に至る人数は少なかったのです。その反省を糧に、2年後、応募やスカウトシステムを構築したプラットホームとしてNINJAをリニューアルし、成功報酬型の求人サイトとしてローンチを迎えます。

私たちが目指すのは、NINJAを通じて日本で就職・転職したい外国人の機会を最大化することです。多くの外国人材が成長のチャンスを掴み、日本で活躍することが、巡り巡って日本の成長に貢献できると信じて、日々活動しています。

 

 

Q3 サービスリリース後の市場の反応や、導入後のお客様の反応はいかがでしたか?

NINJAのサービスリリースを行ったのが2022年の4月です。ちょうどコロナから3年、徐々に外国人採用の市場が再拡大し始めた時期になります。当時も今も一貫して、お客様からは高い評価をいただいています。特に「登録者の質が良い」「面談率・スカウト返信率が高い」「管理画面が使いやすい」といったお声が多いです。

外国人採用は、職安法や労基法に加えて、入管法の知識や異文化理解も求められます。入管法、特に在留資格に関しては時流に合わせて変化しており、タイムリーな情報アップデートも必要です。そういった意味では日本人の採用よりも外国人採用のほうが複雑で大変です。その分、やりがいや喜びも大きいです。

NINJAの管理画面は、外国人採用をシンプルにわかりやすく、そして採用担当者やコンサルタントの方がストレス無く安心して求職者との出会いを楽しんでいただけるように設計しました。ですので、管理画面を誉めていただけるのは非常に嬉しく励みになりますし、現在も機能追加やアップデートを毎月実施し、さらなる利便性向上を図っています。

 

 

Q4 22年から人材紹介企業向けに外国人版ビズリーチとも言えるサービスを展開されているとのことですが、2年で300社までご導入が至られた背景についてお教えいただけますか?

時代のニーズが大きかったと思います。特に、コロナが明け、訪日観光客が急回復したこと、海外進出・海外事業拡大を狙う企業が増えたこと等が重なり、利用企業数が順調に伸びております。求人数も2年前の500件から今は4,000件にまで増え、良い状態でサイトとして成長しています。

 

Q5 サービスの今後の展開や、一方で経営上の課題となっている部分はありますか?

まずは高度外国人材領域でNo.1のサイトを目指します。
そのために課題となっているのは、企業向けの認知度アップです。NINJAは、外国人求職者の中では知名度は高いです。さらに、数年前に登録した方が2度目の転職活動をNINJAで行うリピーターも多く、求職者ロイヤルティーは年々向上しています。

顧客企業数は計画通り順調に伸びてはいるものの、最初からNINJAを知っている企業は少ないです。また、サイトのバランスとしても、まだまだ求職者が多い状態です。ポテンシャルは非常に高いので、利用企業数と求人数をさらに増やし、採用率を上げ、より多くの雇用を生み出し、「高度外国人採用ならNINJA」と採用担当者の誰もが言ってくださるようなサイトになりたいです。

 

Q6 最後に、今後の展望をお聞かせください。

Q5でも申したように、まずは高度外国人材領域でNo.1のサイトを目指します。それが叶った先で何を目指すのかは、めまぐるしく変化する外国人市場の中で、私たちも変化しながら見つけていくことになると思います。

「世界で一番幸せな雇用を創る会社」になるべく、企業と求職者に寄り添ったサービスを今後も継続し展開していきます。

 

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